KIA 鹿児島国際交流協会

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[報告]令和4年度「災害時外国人支援ボランティア養成講座(オンライン版)」

イベントレポート 投稿日:2023年03月11日

日時   

【オンライン版】 令和5年2月26日(日)  13:30-16:40 

会場

かごしま県民交流センター事務室及びオンライン(Zoom)

講師

♢講話【災害時に必要とされる外国人支援】

熊本市国際交流振興事業団 常務理事 八木浩光氏

♢チャレンジ体験!【災害時における通訳・翻訳ロールプレイ】

 アイエス通訳システムズ 山崎美智子氏

対象者

・鹿児島県国際交流協会の語学ボランティア登録者

・本県在住の18歳以上で英語で日常のコミュニケーションが可能な方,国籍不問

参加者数 

・ボランティア参加者 14名

・外国人避難者役 6名(アメリカ,アイルランド,イギリス,シンガポール,フィリピン,南アフリカ)

講座内容

①講話【災害時に必要とされる外国人支援】八木浩光氏

②チャレンジ体験!【災害時における通訳・翻訳ロールプレイ】山崎美智子氏

③ロールプレイ演習

④グループ発表,講評

鹿児島県で大規模災害が起きた場合,日本語がわからず地震などの災害経験のない外国人の方が必要な情報を的確に把握することが困難になると予想されることから,今回外国人を支援するボランティア養成を目的とした講座をオンラインで開催いたしました。

2/26(日)に実施たZoomを利用したオンライン版では,前半は熊本市国際交流振興事業団常務理事の八木先生から,2016年熊本地震の際に実際に外国語対応避難施設及び災害多言語支援センターの運営に携われた経験から,災害時の外国人被災者の現状や課題についてお話いただきました。また,言語的側面からやさしい日本語の演習を交え,災害時に外国人被災者へ安心を届ける重要性についても学びました。

 後半のロールプレイ演習ではアイエス通訳システムズの山崎美智子先生より,災害用語や避難所での被災者に対し心に寄り添う通訳方法の説明があり,ロールプレイではブレイクアウトルームで4つのグループに分かれ,大型台風で避難指示が出たという想定で,事務室内を4つの避難所にわけ英語で通訳演習を行い,ボランティア参加者はそれぞれ2人ずつのペアになり,外国人と避難所管理者役との通訳をし,対面版と同様に外国人の困りごとを解決していきました。参加者からは「危機管理として知っておくべき情報が多く素晴らしい機会でした。」「英文ばかりに気持ちが行き誰の為の通訳ボランティアであるか忘れていた。」などの意見がありました。実際の災害時においては,ボランティア通訳者の避難所臨場は困難が予想され,オンラインでの通訳支援の可能性が高く,その観点からも実態に近い演習ができました。今後も災害時のみならず,平時より外国人に対する支援の意識を拡げていける事を期待しております。

講座の様子

☆1八木先生講義_jpg.jpg

☆2オンライン山崎先生jpg.jpg

講義 八木浩光氏

チャレンジ体験 山崎美智子氏

☆3IMG_9085.JPG

☆4避難所B_jpg.jpg

ロールプレイ(避難所A)

ロールプレイ(避難所B)

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ロールプレイ(避難所C)

ロールプレイ(避難所D)

☆7集合写真(オンライン)jpg.jpg

集合写真

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