KIA 鹿児島国際交流協会

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[報告]令和4年度「災害時外国人支援ボランティア養成講座(対面版)」

イベントレポート 投稿日:2023年03月11日

日時

【対面版】 令和5年2月12日(日)  13:30-16:40    

会場

かごしま県民交流センター1階会議室A

講師

♢講話【災害時に必要とされる外国人支援】

熊本市国際交流振興事業団 常務理事 八木浩光氏

♢チャレンジ体験!【災害時における通訳・翻訳ロールプレイ】

 アイエス通訳システムズ 山崎美智子氏

対象者

・鹿児島県国際交流協会の語学ボランティア登録者

・本県在住の18歳以上で英語で日常のコミュニケーションが可能な方,国籍不問

参加者数 

・ボランティア参加者 18名

・外国人避難者役 4名(国籍:アメリカ2名,イギリス,フィリピン)

講座内容

①講話【災害時に必要とされる外国人支援】八木浩光氏

②チャレンジ体験!【災害時における通訳・翻訳ロールプレイ】山崎美智子氏

③ロールプレイ演習

④グループ発表,講評

鹿児島県で大規模災害が起きた場合,日本語がわからず地震などの災害経験のない外国人の方が必要な情報を的確に把握することが困難になると予想されることから,今回外国人を支援するボランティア養成を目的とした講座を開催いたしました。

2/12(日)に実施した対面版では,前半は熊本市国際交流振興事業団常務理事の八木先生,2016年熊本地震の際に実際に外国語対応避難施設及び災害多言語支援センターの運営に携われた経験から,災害時の外国人被災者の現状や課題についてお話いただきました。また,やさしい日本語の演習を交え,言語的側面から災害時に外国人被災者へ安心を届ける重要性についても学びました。

 後半ではアイエス通訳システムズの山崎美智子先生より,災害用語や避難所での被災者に対し,心に寄り添う英語通訳方法の説明があり,その後ロールプレイでは,会場を大型台風で設置された避難所という設定にして英語の通訳演習を行いました。まずは外国人避難者役へ個人情報の聞き取り調査を行い,"台風情報が日本語ではわからず不安を抱えている","友達のいる他の避難所に行きたい","アレルギーや宗教上食べられないものがある"など,外国人被災者それぞれの困りごとをグループで協力し合いながら解決していきました。終了後に参加者は鹿児島県より受講証明書を受け取りました。

参加者からは「外国人支援に対して必要な知識を深めることができた。」「英語で瞬時に判断する訓練がもっと必要である。」などの意見がありました。今後も災害時のみならず,平時より外国人に対する支援の意識を拡げていける事を期待しております。

 講座の様子

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講義 八木浩光氏

チャレンジ体験 山崎美智子氏

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ロールプレイの様子

避難所管理者

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ロールプレイの様子

集合写真

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